ナビゲーターの持病
2008年10月18日
ギャレージナカジマへは、いろんな車が入庫してまいりますが、それぞれのクルマによく起こるトラブルがあります。
人にたとえるなら持病のようなもので、よく使用する部品なども出てきます。
今回のナビゲーターもドアが閉まっているにもかかわらず、ドアが開いているとメーター内に表示が出ている故障です。
よくある故障で、ドアロックアッセンブリーに取り付いているスイッチが原因なのですが、どこのドアのスイッチが悪いのか専用の診断機を使用しなければ、特定するのに非常に時間がかかります。
正直、診断機がなければ故障診断が難しい昨今の自動車、技術者の端くれとしては少し歯がゆいわけであります。
しかし、いかに早くお客さまのところへお返しできるかというのも、そのお店や技術者の腕の見せ所なわけでして、全力で調べてみましたところ（全力を出したのはコンピューター君ですが）どうやら右のリヤドアのスイッチがおかしいようです。
どのドアか判明したのでいよいよ作業開始です。
取り外したロックアッセンブリーからドアスイッチを取り外してみますと・・・ 先端が短くなっていて機能していません。
丸印の部品がドアスイッチです
取り替えてドアを閉めてみると、表示は消えて正常になっています。
もちろんドアを開けると表示が出ます。
すべてを元通りにして作業完了です。
機能上ドアが閉まっていないと、エアサスペンションが機能しないので
早い目の修理が必要でしょうネ
丸印のところがスイッチの先端部分です
同じ部品を使用しているエクスペディションも同様の持病があります。
エアサスペンションがついていなくてもルームランプが消えないためスイッチをいちいち切らなくてはならず不便でしゃーないわけです。
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