リンカーンナビゲーターのタイミングチェーンが切れる時・・・
2008年11月09日
切れてしまった タイミングチェーン
上の写真・・・・リンカーンナビゲーターのエンジンタイミングチェーンが切れてしまったものです・・・・。
ナビゲーターの場合、タイミングチェーンは左右バンク別々に装着されている、ダブルチェーンになっており、今回はその片側(右バンク)のチェーンが切れてしまっていました。
もちろん、タイミングチェーンが切れるとカムシャフトを駆動させることができず、今回の場合は右バンクが全く機能しない状態に陥りました・・・(エンジンが半分しか動いていない状態です)
タイミングチェーンが切れると、クランクとバルブの位置タイミングが取れなくなるので・・・ピストンとバルブが干渉してバルブを損傷させてしまいます。
・・・・・と、いう訳でシリンダーヘッドの取り外し及び分解作業となりました。
取り外したシリンダーヘッドを分解し、バルブを測定すると・・・・・
お解かりでしょうか?・・・・真ん中のバルブが極端に曲がってしまっています。
これはチェーンが切れたことにより、ピストンとカムによって開いていたバルブが接触し、曲がってしまったものです。
結果測定すると、インテークのバルブが6本(3気筒分)曲がっていました。
曲がったバルブはもちろん交換になり、その他破損したチェーンパーツの残骸撤去の為オイルパンもめくって、そして組み付けて・・・・・・なんとか無事作業終了しました。
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*参考 今回のチェーンが切れたのは特別なケースです 通常の使用であれば、まずタイミングチェーンが切れることは無いでしょう・・・・・。
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