アストロバンの修理 E/Gファンカップリングのトラブル
2006年07月25日
97yのアストロバンでエンジンの吹けが悪い!エンジンの音も大きい!という事で、点検です。
試乗してみると、特に加速が悪い!アクセル踏んでもエンジンの吹けあがりが遅い、重たい感じです。
そしてエンジンの音を聞くと、空ふかしすると、ブァーンとすごい音!!エンジンファンの音です。
実はこれ、エンジンのファンカップリングが不良で、ファンの回転が抵抗となって、エンジンの回転も遅く重たく、音も大きくなっていました。
そもそもこのファンカップリングとは、エンジンファンの中央についている、いわばクラッチの役目をしています。
エンジンファンは、ウォーターポンプのプーリー等にとりつけられ、ベルトで廻されているのですが、通常カップリングの作用でクラッチがきれている状態・・・・エンジンの回転に対してファンが滑って廻っている状態なのです。
これがラジエターの熱の影響で、ある温度以上になるとこのカップリングの作用が働き、ファンクラッチをロックしてファンを100%廻して、より多くの風が取り込む様な仕組みです。
今回は、このカップリングが珍しく?ロックしたままの状態で潰れてしまって、ファンが常に100%廻るのでエンジン回転の抵抗となり、吹けが悪かったのです。
もちろん、潰れ方としては逆にカップリングがつながらなくて(温度が上がってもロックしない)、アイドリングでヒート気味になるといったパターンもあります。(どちらかといえば、こちらの潰れ方の方が多いのですが・・・)
アメ車の修理は是非、ギャレージナカジマ(06)6907-0707まで、宜しくお願いします