ガソリンハンマーによるエンジントラブル!
2007年06月05日
皆さんは ウォーターハンマー ってご存知でしょうか?
メカの方やレース等では、たまに耳にする単語ですが・・・・(住宅用語とは別です)
要は 大雨等のある特殊な環境等によりインテークより大量の水分等が燃焼室に混入し、通常よりも異常に高い圧縮力が働き、エンジン内部を破壊する・・・・といったトラブルです。
最近の車は エアクリーナーやインテークの形状等の改善により、その様なトラブルはメッタにないのですが、レースカー等ファンネルでのストレートポートでは度々発生する可能性があります。
今回入庫したリンカーンナビゲーターは、ウォーターハンマーならぬガソリンハンマー?によってエンジンが損傷した事例です。
エンジンがかなり振動し、テスターで調べると6番シリンダーがミスファイヤーしている状態です。
点火系は問題なし、よくよく調べると6番シリンダーのインジェクターが不良で 常にガソリンが垂れ流しの状態です!
作業中のエンジンルーム フォードテスター IDS
・・・・・結果、ウォーターハンマーならぬ インジェクターよりガソリンが異常に燃焼室に混入し、異常圧縮をおこして 見事6番シリンダーのコンロッドを曲げるまでに至ってしまいました!
今回の原因 6番インジェクター 曲がってしまった6番のコンロッド
さいわい シリンダーブロック等は損傷無く、曲がってしまったコンロッド等交換してエンジン組み付け、不良になったインジェクターはもちろん、生ガスがマフラーにも大量に流れてしまっているのでキャタライザー(触媒)も交換・・・・と、大変な作業となりました。
取り外したシリンダーヘッド
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